成人病というのは、ひとつの病気を指しているのではなく、動脈硬化、高血圧症、心臓病、悪性腫瘍、糖尿病、通風、その他、骨の退行性変性など、40代?60代半ばの中年から老年に向かう働き盛りに発症することが多い病気を総称して「成人病」と呼んでいます。
その中でも特に、「がん」、「心臓病」、「脳卒中」を、「三大成人病」と呼びます。
この年代の死亡率の上位3位、全体で60パーセントを占めているとまでいわれます。
問題のある食事習慣(栄養の偏りや食べ過ぎ)や、運動不足が成人病を招く悪い生活習慣の代表といわれます。
成人病のなかには、慢性的な疾患が多く、悪い生活習慣が病気の引き金となる、あるいは病気の温床となっていることから「生活習慣病」と呼ばれることもあります。これらの多くには、いくつかの共通点があります。
●働き盛りの中年以降の人の罹患率が多いこと。
●問題のある食事習慣・・・栄養管理が悪く栄養に偏りがあったり、食べ過ぎている。
●運動不足
成人病の多くは、最初の頃、自覚症状がないままに症状が進行していきます。そのため気がついたら手遅れとなっていたということも多いです。40代?60代、という年代は、仕事や子育て、そのほか人生で最も多忙を極める時期です。ストレスも多く、自分の食事や健康を振り返る余裕がないという人が多いでしょう。また、ストレスから食べ過ぎて肥満になる人も急増しています。まずは、毎日できる生活のひとつひとつのことを改善することが、成人病の最大の予防となるでしょう。
成人病にならないために、運動の大切さはわかっていても、それを日常生活のなかで習慣化するのはなかなか難しいものです。いったいどうしたら、運動を生活のなかに「楽しく」取り入れることができるのでしょうか?
大切なことは、「楽しむ」ということです。人それぞれによって、生活スタイルが違いますし、何を楽しい、価値があると感じるかも違います。しかし、運動という言葉を聞いただけでストレスに感じ、自分の身体に鞭を打つようにして重い腰を上げるようでは、長続きしません。やっていて楽しくありませんよね。
運動を楽しく、長続きするためのコツは、まずは運動に対する精神的なハードルをさげること、そして背中を押してくれるようなもの、あるいは人を探すことです。
たとえば、「運動」と力まなくても、歩くだけでもいいでしょうし、若い頃にやっていたことがあるスポーツならば、始めやすいかもしれません。また、一緒にやってくれる人、あるいは、いっしょに走ってくれる犬がいると、楽しく運動できそうです。
なにかひとつでも楽しいと思えることがないと、習慣化なんてできませんよね。